減らない負債整理

2006年7月6日

昨日は、自民党でも利息制限法と出資法の間のグレーゾーンをなくしようとの方針が決定したようである。あとはこの制限利息をどこに納めるかだが、現行の15パーセントから20パーセントの範囲ということであり、リーゾナブルなところに落ち着くように見受けられる。しかし、業界の強い意向を受けて、霊感商法を支援する役割も果たしてきた保岡興二氏が「良好な業者の首を絞める」と強くこの規制に反対しているようである。年利29,2パーセントの利息をとって「利用は計画的に」でもないし、1ヶ月の収入をはるかに超える金額を次々と貸す「借りすぎに注意」ではないでしょうといいたくなる。それでも民放のコマーシャルは相変わらずである。rnrnこんな状況であるから、まだまだサラ金負債整理の相談はとまらない。かつて母がお世話になりました、10年前に一度相談したことがあるのですが、こちらで負債整理をした○○さんの紹介なのですがとこの種相談が最近も多い。しかし、最高裁の画期的な今年1月の判決以降、業者側の対応も利息制限法による再計算を当然のこととしてくるようになった。その結果、破産事件として受けた事件が業者から取り戻す金額が多くて配当したり、却って収入となったりして解決することもある。今日の相談は、もう10年近くもサラ金と取引を続け、支払い続けてきていた人であった。その支払いの重さに耐えきれず、つい振り込め詐欺にあってしまってついに行き詰まったというケースである。このケースも今後の支払いをしなくても済むような解決になるのではないかと思われる。高金利が本当に多くの人の人生を狂わしてきたこの社会を今回の法改正では是非とも終わりにしたいものである。rnrnあえてふれなかったが、今日の最大のニュースであり最大の関心事は北朝鮮のミサイル発射である。テレビではいつもの解説者がこのときばかりとでてきていた。次女のインタビュー姿もチラリと映っていた。今日は多分早朝から起こされて寝ていないだろう。それにしてもその国に生まれなくてよかった。今の日本に満足しているわけではないが。

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