思わぬ呼び出し

2006年6月28日

県外の警察署留置管理官からの電話である。もう十数年も前に解雇事件を受任して処理したことのある人が器物損壊で逮捕されていて私に面会を求めているとのことである。しかも調べに抗議してハンストをしているとの話。その警察署に行くには高速道を利用しても片道1時間以上かかることは明らかであり、3時間の余裕をみなければならない。先週の土曜日に電話があり、日曜日には昨日提出した準備書面の準備、今日の午前中であればと伝言をしてもらった。前の事件のことから考えても弁護費用の負担は無理であると思われ、断っても良かったかもしれない。しかし、留置場で誰と相談もできないで、不安な時間を過ごしているだろうし、罪名が器物損壊での逮捕であるから何か特別な事情がからんでいることも伺われる。無視することもその人の置かれている状況を考えると放置することは人権上問題であるし気の毒に感じてとりあえず接見にでかけた。rnrnアクリル版の遮蔽のある接見室で久しぶりにあったのだが、にこやかに出迎えてくれた。思いの他元気そうではきはきと対応した。ハンストもやめたそうだ。いろいろと状況を聞いてみると自分のおかれている状況も良く理解していた。既に他の弁護士の接見も受けていた。そうであれば、私が無理をする必要もなく、起訴となれば最悪国選弁護が就くことになる。午後からの法科大学院の講義のために早急に切り上げ、事務所に帰った。はっきりと最初から断っても良かったかもしれないが、断っていたら留置場で不安で過ごすこの人のことが気になって悔やむところであったろう。その意味では私も落ち着けることができ、結果的に何の役にもたたなかったこの接見も双方にそれなりに意味があったかもしれない。rnrn日銀福井総裁の運用資産の内容が公表された。結構お持ちで、きちんと資産運用が行われている。その額の多さに羨ましくも思う。誘拐事件が発生していたようだ。家族は身代金1億円はすぐに用意できる状況であったようだからこれまた驚きだ。美容整形を行う医師としての収益が基礎にあるようだ。夕張市が破綻している。小さい街に巨大遊園地、博物館など何百億というお金がつぎこまれている。しかし、そのお金は村上ファンドが稼いだ金額よりも小さい。人が人として充実感を感じながら生きていくために必要なお金はどのくらいなのだろうか。そのお金さえ確保できればあとは追及しても仕方がないと思うが、お金だけはその限度がわからないから困りものだ。豊かなと思われる家庭においても奈良の少年の親子3人殺害事件のような悲惨な事件も発生する。もう、豪憲君の事件はほとんど忘れ去られようとしている。

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