やはり厳しい求刑

2007年3月27日

法廷の証言台には交通事故でなくなった妻がたった。あらかじめ用意した原稿を涙ながらに読み上げた。夫を亡くしたあとどんな苦労をしているか,どんな悲しみの中にあるか,そして示談はしたが被告人を厳罰にして欲しいとの心情を切々と証言した。その後の論告求刑,弁論と続く。rnrn求刑は懲役6年であった。予想をしたというかあるいは予想外といったらよいだろうかやはり厳しい求刑をしてきた。世論が厳罰化の傾向にあるから厳罰の求刑をしたと受け止められるようなことも検察官は述べていた。私は,被害者が厳罰を求めるのは当然のことであり,アーミッシュのような寛大さを要求するものではないこと,しかし,刑罰は被害感情に左右されないようになどを訴えた。法廷が仇討ちの場となってはならないのである。被告人の更正にはどのような刑罰が必要で適切なのか,まさに法的判断がなされるべきである。これらのことを毎日新聞社説を引用するなどして述べた。被告人には今年8月に子どもができる予定である。新しい命のためにできうる限りの寛大な処分となることを望んでいる。rnrn夕方は元岡山市長さんと事件の打ち合わせをし,瞬く間に時間を経過し,夕食を取りながらの打ち合わせとなった。その場では市長に立候補することになった経過,市長をして苦労したこと,地方自治の実態等興味深い話を聞けて楽しいひとときを過ごせた。

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