刑事事件にまでになった不倫に関する調停事件。依頼者の配偶者はまだこの事実を知らない。なんとかこれ以上問題を大きくさせないで解決をみたい。しかし,相手方の無理な要求に応じることはできないし,すべきではない。時間をかけながらいい出口をみつけたい。rn午後からは,これまたどちらがきつねか狸かと言いたくなるような事件。争点整理自体がなかなか難しい。これも,期日ごとに問題点を整理しながら,相手方の主張が整理されることを待たざるを得ないと思われる。rnこの事件が終わると大阪地裁に係属する事件の電話会議による弁論準備手続きであった。次回は証人尋問を半日かけてすべて終了し,結審となる予定である。これはほぼ勝訴判決が得られるのではないかと予測している。大阪地裁での事件ではあるが,まだ1回も出頭していない。次回の1回出廷すれば全手続きを終えそうである。遠くの裁判であってもあまりそのことを気にすることなく受任できるようになっている。rnrnこれで,本日の仕事は終わりかと思っていたが,実は親しい人からの突然の法律相談依頼があった。なにか思いつめた様子ではあったが,経営している会社の倒産相談である。そして,夫婦でいくつかの会社経営に携わっていたためにそれぞれに会社のために連帯保証をしている。個人の生活にも重大な影響を生じる会社の倒産である。思いがけない相談であった。日頃のまじめに業務に取り組んでいた人柄を知っていただけに聞く方もつらい。こうして私のところに思いあまって相談にこられて倒産処理を決断されたこの時がおそらくもっとも辛いときであったと思う。こうしたときに倒産処理の手続きだけを説明するだけでは本人に不安が募るばかりである。この処理がこれからの新しい生活のスタートとできるよう前に向かって走り出すそんな気持ちになれるようカウセリングも必要である。法はそうしたことのためにある。しかし,破産の手続きをするにも相当の費用を必要とする。これから超えていかなければならないハードルはまだまだ高い。しかし,事務所を後にされるとき,ふっきれたような表情で倒産処理手続きを決意し,次の打ち合わせを相談できたことに少しの安堵感を覚えた。
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- カルト被害を考える会 に 田所眞紀 より
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事件処理だけでなく,,,,
2007年3月16日
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