平穏に見える１日

午前中は，１件の岡山地裁での民事事件の口頭弁論手続きのみ，本日が提出期限の準備書面は昨日提出済みであったのでまずは落ち着いた１日の始まりであった。午後からは３件の相談である。既に１０数年間の別居があり，しかも音信不通となっている夫婦の離婚相談，１億円以上の普通預金口座の残高に国税の査察のはいった相談，宅地の土壌汚染に悩まされている住民の方の相談など引き受ければ頭を悩ませそうな事件の相談が続いた。もちろん，それぞれ引き受けることになった。最後の相談が終わったのは午後７時ごろであった。rnrn予定表だけからみれば，平穏な一日に見えるがそこで話される内容，これからの手続きが課されると結構重い荷物になって，これからの自分の苦労がみえてきて，重い気分にさせられる。これに加えて最近は直接メールでのやりとりで処理する事件も結構ある。メールは便利ではあるが，自分の手元だけで処理してしまうため，事務局に処理している内容が伝わらず，その後の電話での窓口でのやりとりがちぐはぐになったり，事務所としての事件の把握ができにくく，周りに迷惑をかけてしまうことがある。今日の１日も何通もメールをだして処理した。事件の進展が私にだけしか把握されていないこととなり，私の記憶から去ってしまえば，放置される運命になりかねない事件があったりする。そういえば，メールで原稿をおくらなければならない宿題があることを思い起こされた。明日には１番にやっておこう。

This entry was posted on 2007年3月10日 at 1:24 AM and is filed under 日記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.