世界がもし100人の村だったら

2007年2月21日

ワイズメンズクラブの例会に出席した。今月の例会テーマはタイムオブファーストで断食の月,食事抜きの例会で,この地球上で飢えに苦しむ人たちのことに思いをいたし,この日の食事代を貧困救済の活動に使うために拠出する。今日の例会では,YMCAのリーダーとして活動している若者を,神戸で開催されたピースセミナーにクラブとして派遣していたので,そのリーダーたちにセミナーの報告をしてもらった。rnrn海外からの参加者もあるなかで,リーダーたちは2泊3日の濃密な時間を過ごしてきたようだ。「世界が100人の村だったら」というディスカッション,「世界のいま,そして日本に生きる私たち」と題して東ティモールなど海外からの参加者からの報告,「エイズとともに生きる」の患者本人からの話を聞きながら,それぞれの思いを語り合った夜など貴重な体験をして帰ってきていた。この体験を少しでも多くの人たちに伝えていきたいと強い思いを持ちながら帰ってきたものの,何をどのように日常の生活の中でしたらいいのか,自らの無力感といらだちを感じているようであった。特にもっとも身近な家族にさえ同じ体験をしていないもどかしさやてらいからか,貴重な体験について話す機会がもてていなかったようである。クラブの活動としてこのリーダーたちの貴重な体験を共有できる企画をしようと提案があった。今年の5月か6月には企画が現実化することになるであろう。rnrnリーダーたちに印象に残ったセミナー企画の一つは「世界が100人の村だったら」であったようだ。rnrn「その村にはrnrn   57人のアジア人rnrn   21人のヨーロッパ人rnrn   14人の南北アメリカ人rnrn   8人のアフリカ人がいますrnrn   ,,,,,,,,,,,rnrn   80人は標準以下の居住環境に住みrnrn   70人が文字が読めませんrnrn   50人は栄養失調で苦しみrnrn   ひとりが瀕死の状態にあり,一人は今,生まれようとしています。rnrn   ひとり(そう,たったひとり)は大学の教育を受けrnrn   そして 一人だけがコンピューターを所有しています」(なかの ひろみ訳)rnrnちゃんと屋根のある家に住み,冷蔵庫に食料が保管されている生活はほんの一握りなのである。こんなことをリーダーたちは目の当たりに感じて帰ってきていたのである。rnrnこの日曜日に安倍首相は「不都合な真実」の映画を六本木ヒルズで見たようだ。この不都合な真実をどんな気持ちでみただろうか。リーダーたちと同じような感受性でみつめることができただろうか。夜ニュースをみていたらアメリカ大統領候補者にケニア出身の父親をもつオバマ氏のことが報道されていた。彼の背景を考えていると今日の「世界がもし100人の村だったら」の話が重ねて思い浮かばれた。rnrn100人の中の1人のトップ(ほんの一部分に)に収まっている日本,世界に,全人類に大きな責任を持っているという現実を自覚しておかなければならない。そういいながらリーダーたちと同様に何もできない無力感といらだちを覚えるが,,,,,,,,。

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