中坊公平先生が債権整理回収機構の不適切な回収があったとしてその責任をとって弁護士の職を辞されてから3年を経過しようとしている。森永ヒ素ミルク中毒事件、豊田商事事件、日弁連消費者問題対策委員長などとの関連で中坊先生の近くで薫陶を受けた弁護士らが集まり、久しぶりに中坊先生の話を聞く会をもった。先生も謹慎中の身であるとして、弁護士の前で話をすることは久しぶりとのことであったが、中坊節は健在で安心した。rnrn健康的には非常に厳しい状況の時もあったようであるが、あのハリのある話し方は以前のままであった。消費者問題の本質は1962年のケネディ教書のなかに見事に言い表されているというところから中坊先生の話が始まった。「消費者とは定義すれば、全ての者を含む。消費者は国民経済における最大の集団でありほとんど全ての公的私的経済的判断に影響を与え、また影響される。、、、、、しかし、消費者集団は国民経済において効果的に組織されておらず、また、しばしばその見解が無視される唯一の集団である。、、、、、、しかし、企業や政府が能率をあげうる以上に消費に際して浪費することはできない。」消費者問題の本質を指摘し、環境問題に繋がる視点が含まれているというのである。確かに今読み直しても新鮮な感動を覚える。rnrn集まったメンバー北は釧路から南は長崎まで20名が集まった。それぞれが中坊さんから怒鳴られたとか、叱られたとか厳しい姿勢に触れてきたことや、事件処理のなかの筋を見通す力に教えられたりした思い出が話された。最後に中坊先生から思い出にひたるのではなく、しっかりとした芯を決して失なわず、体験・歴史に学びながらも新しいことに対応すべく自らが変わっていく、それが伝統を守るということであるという励ますついもりが逆に励まされて終わった。先生が退場されたあと、参加者の皆さんで「中坊学校」の同窓会を今後もときどきやることを確認して解散した。”””
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- カルト被害を考える会 に 田所眞紀 より
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中坊公平先生
2006年6月17日
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