建国記念日

今日は日曜日と重なった建国記念日、国民の祝日の日であった。「建国記念日」という日は国にとっての誕生日のようなものだから盛大に国民が祝う行事となるべきである。しかし、今日の１日は他の祝日と比べてもほとんど普通の日と変わらない雰囲気である。それも建国記念日を２月１１日という一定の思想を植え付けようとする政治的意味をもった日を当時の国会においても大きな議論となって制定したいわくつきの日にしたことが問題であったのである。むしろ、建国記念日を祝うことに反対する集会が各地で催されている。あえて建国記念日などという日をつくる必要はないとは思うが、その日に相応しいのは、基本的人権を尊重し、国民主権の国家で国際社会において平和を国是とする名誉ある地位を占めたいと宣言することができるようになった終戦の日がいいのではないかと思う。そうした国際社会から評価される日本が本当に「美しい国日本」なのではないだろうか。「戦後レジュームからの脱却」などという言葉が安倍総理からよく言われるが、この美しい国日本は、戦争の痛ましい内外の被害を直視して率直に反省し、平和な国際社会を創り出そうと日本国憲法のもとで世界のリーダーたらんと役割を果たしていく姿ではないだろうか。そうした、「戦後レジューム」を忘れ去ろうとしている今の日本の醜さがおそろしい。rnrnさて、きょうは暖かい日が続いていたが、久しぶりに暖炉を焚いた（暖炉があると言えば豪邸のように思われるかもしれないが、プレハブ住宅に車の買い換えを断念して改築して設置しただけのこと、冬場の最高の安らぎの時）。このブログを子どもたちも読んでいることがあるので、少しうらやましがらせておこう。実は暖炉の火を利用して焼き芋を作った。濡れた新聞紙で薩摩芋を包み、それにアルミホイルで巻いて火の近くにおいて置くのである。火が落ちたあとあの焼きいもの臭いが部屋にたちこめてくる。甘い焼き芋の出来上がりである。この話をよだれを流しながら読んでいる子どもが一人はいるはずである。

This entry was posted on 2007年2月12日 at 12:59 AM and is filed under 日記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.