同窓会

2007年2月5日

昭和38年3月卒業の御津中学同窓会があった。大方の同級生が今年還暦を迎える年であり、定年で第2の人生を歩むことになる節目でもあることを参加者はそれぞれが自覚し、集った。田舎の中学校ではあったが、我々が入学したときは全校生徒の数が1000人を超えた。1教室は50人を超す生徒であり、教室一杯に机と椅子とが並べられていた。体育館が建設され、音楽教室、美術教室ができていたが、やがてそれは一般の教室として使われたりもした。rnrn先生も3人ご出席をいただいた。まず驚いたのは先生の方から既に忘れてしまっていた当時の思い出が細かく語られたことである。きょう参加していただいた先生は、それぞれ先生になってまもないまだ青春まっただ中、熱意をもって我々といっしょにあのころを体験して過ごされていたからだろうか。旭川に面した運動場から超えてはならない河原へ休み時間にスリルを覚えながらとびでていったこと、演劇を体育館でみたこと、チョークが正確に後ろまで飛んできていた先生の思い出などが次々と語られた。面白いことに先生が腰痛の悩みを話されれば、我々も同様の悩みを持つようになっていて、ずいぶんと年が離れていたように思っていたが、先生も我々とそんなに年の違わないではないかと思えるようになってきた。rnrn既に第2の人生の始まっている人、孫の話で盛り上がる人、事業を息子たちに譲って順調に世代交代をしつつある人、お遍路さんを経験した人など様々である。数十年前の数年間を共に思い出を共有した者たちが、その後のそれぞれ異なった人生を送りながら、その思い出のなかに戻り、人生の一瞬を再び共にできるのはなかなか異なものである。会が始まったときから既に来年も集まろうと幹事が決まった。来年も出席したい。いや出席できたらいい。

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