裁判は一生に一度?

2007年1月17日

裁判などは一生に一度経験するかしないかの程度だと誰でも思っている。弁護士など縁がないほうがいいに決まっていると考えている。しかし、意外と裁判は身近にあり、弁護士とも接することが多いと感じていないだろうか。事件の依頼はある日突然に知らない人から依頼されることはまずない。かつての依頼者となんらかの関係ある人からの相談である。本日4件もの新件の受任をしたが、いずれの方もかつての依頼者や知人、家族の方からの相談であった。10年以上前の依頼者からも突然電話があり、近況の報告とともに今抱えている問題についての相談があった。離婚をして清掃会社で一人で働きながら子どもの養育のために頑張っていたが、クレジットで問題が発生し、事件の依頼があった人であるが、同棲している人との入籍についての相談であった。結構、弁護士に相談すべきことは普通に生活していていろいろと起きるものである。こうして、弁護士経験年数を重ねていけば、過去の依頼者の数も増え、相談すべき事案にあたる確率が増えてくる。いきおい、年をとるごとに忙しくなるのが我々の職業なのかもしれない。ここ数年こうした感覚を強くしている。じっくりと考えて事件に取り組めなくなってきているのではないかと反省している。

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