多忙でもほっとしたできごと

2006年12月19日

朝9時からの仮処分審尋期日を利用しての和解交渉。10時までにまとまらず、明日さらに9時からにしようとしたところ関係者の日程調整ができず、11時30分からお昼休みを時間を利用しての期日となった。10時からは民事の口頭弁論期日であった。相手方弁護士の機嫌が終始悪い。裁判官もなにやら気をつかって遠慮気味に訴訟指揮をしている。思いたくないがお年をめされたのか。11時からは民事再生の審尋期日でこれを終えると11時30分から先の仮処分事件と続く。それから約1時間経過して、和解が成立した。お盆のころから精力的に取り組んだ事件であったので、なにはともあれ少しばかり肩の荷をおろした気分である。rnrn1時からは県議会審査会で学識経験者としてあることで意見を述べることになっていた。慌てて資料を準備し県庁にでかけた。入り口では職員の人が待ちかまえているし、控え室に案内されお茶が出る。赤い絨毯をあるいて審査会が開催されている立派な部屋に案内され、そこで意見を述べた。このような行政関係委員をするのはほぼ初めてである(豊田商事事件のとき、意見を求められたことがある程度)。幾分とまどいを感じたが、面識のある県会議員さんが何人か委員として席に座っていたので安心感をもって発言することができた。こうしてどうやら昼食をぬいたまま走り回っていたことになる。rnrn実は昨日の午後4時から当番弁護士である。要請がこないことを願っていたが、同じ事件の共謀関係にある2件の要請がきた。その事件は落書きをしているところを110番通報され、職務質問をされているうち大麻を所持していたところを発見されて逮捕されたというものであった。そのうちの一方の被疑者と話していたところ、落書きの件は真剣にに反省していて、なさけない行動とったことを非常に恥じていた。そして、社会にでたら落書きを消すボランティアに参加したいというのである。ワイズでもこの運動に参加したこともあり、岡山YMCAの活動としても落書き消しの活動は全国的に知られている。こうした活動のあることを話すと、目の色を変えるようにしてその様な活動に是非参加したいという。へんなところで落書きを消すほうと書く方とが出会ってしまった。rnrn最後は、弁護士会の司法改革問題対策委員会に参加し、その後は南方公園でのワイズ例会だった。野宿者とともにクリスマス会という趣向で、今回はおにぎりと豚汁を配った。様々な人生を抱えた人たちとのなんとなくほっとするひとときを過ごした。それにしても疲れた。

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