日曜日であったが運転免許の更新に行ってきた。お役所なのに日曜日も対応してくれていて，ありがたい。８時３０分からの受付との記載があったので，８時４０分頃にでかけたところ既に１００人以上の人が並んで受付が始まっていた。免許の更新時期にきている人がこんなにもいること自体に驚かされる。先日の県会議員選挙の投票率が５０パーセント程度であったが，免許更新はほぼ１００パーセントであると思われ，にぎわいの程度が異なるかもしれないなどと考えたりした。
私が免許をとったのは昭和４８年１月のこと。教習所には通わないで，河原の貸しコースで練習し，直接公安委員会の実技試験を受けた。運動神経に自信のなかった私ではあったが，司法試験よりはやさしいだろうと妙な理屈をつけて挑戦した。司法試験は３回目で合格したが，運転免許は８回目であり，司法試験以上に苦労したことになる。続いていたゴールド免許も２年前に信号無視が１回あり，一般講習を受けなければならなかった。ゴールド免許であれば３０分，私のような軽微の違反１回であれば１時間の，事故や違反があって減点されている運転免許者は２時間の講習を受けなければならない。
講習では，ここ５年間の道路交通法の改正などの状況の変化についての講演と，ビデオによる事故の恐ろしさと，事故を予防するため日頃視力などの自分の体力の状況を考えながら運転することの重要性についての講義であった。車による事故は確率的に必ず起きていて，しかも相当数の死者がでている。危険きわまりない存在であることは間違いない。こうして更新の機会にその慎重な運転の重要性を知らされて，改めて運転のありかたを反省させられたいい機会であった。７０歳の誕生日で車の運転は一切やめようと思っている。多くてもあと２回の書き換えであり，人生の最後ににはどのような車に乗りたいだろうかなどと考えている。