これが普段の生活か,,,,

2007年5月8日

連休が終わって,普段の状態に戻った。

連休中に準備した今日提出しなければならなかった2つの準備書面の提出,催告書の発送,債務整理の受任通知の発送,受任事件の進行状況の報告書の送付をすませると予約の法律相談であった。お金を夫に内緒で他人に貸していたところその人が破産宣告の申し立てをし,免責の申し立てをしたとのこと,どうしてもその人が許せなくてなんとか免責を認めさせないことはできないかと言う相談であった。その相談に対応したあとは今度は自己破産宣告の申し立てをしたいとのことで,保証人になってもらっている人に大変申し訳ないといっているが,その人だけを優遇することはこの制度では認められない。立場の違う相談を続いて受けたことになる。

午後になり,今日は当番弁護士であったが玉島警察署に接見希望の要請があるとの連絡を受けた。午後の倉敷の商品先物取引被害に関する裁判の準備手続きを終了してから接見に行くことにした。久しぶりに倉敷の裁判所にでかけ,そして玉島警察署での接見を終えて事務所に帰ったのは午後7時ごろであった。帰ってみるとまだ事務も仕事をしてくれていて申し訳ない気持ちである。接見は,2年前に窃盗で判決を受けて,執行猶予中の犯行であり,よほどのことでなければ再度の執行猶予はつかない。前回の時とはことなり新しく窃盗にも罰金がつくようになったのであるが,そのことを知っていて,「刑務所には行きたくない。罰金で終わらないか」とおどおどと頼むのである。援助を受けられる身寄りはなさそうであり,なかなか厳しい。ふと,実は刑事事件の刑もお金で買える部分はあると感じた。

こうして,事務所にでてから帰るまで次々と仕事を片づけているつもりであるがなかなか終わりが見えない。これが普段の生活となってしまっていて,弁護士を続ける限りこんな生活の繰り返しなのかと思う。

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