なんとなく休日で,開放感を

2007年6月5日

今日一日,ほとんど自宅で過ごした。

午前中は,「サンデープロジェクト」を見ながら,次々週の大学院の講義でとりあげることにしている金融商品取引法(旧証券取引法),金融商品販売法のことが気になり,どのようにとりあげたらいいのだろうかと解説書を読みながら考えたりしていた。ソファに寝そべり,テレビをつけ,めがねを外して本を近づけて読んでいた。消費者法の分野は,時代の流れとともにその時代に追いかけるように次々と改正や新しい立法がなされる。被害者の声に押されるがごとく規制緩和の流れのなかで生み出される矛盾とほころびを覆い隠すような立法がなされる。最前線で事件処理をしている我々がそうした消費者の代弁者の役割を果たさなければならない。テレビでは消えた年金は誰のせいかなどという問題をいかに解決するかという議論でなく,責任のなすりあいのような片山参議院議員と菅さんとが激しく論争していた。こんなスタイルでだらだらと過ごすことはとても開放感を味わう。これにビールでも飲みながらだと最高であるが,それをやりだすとアル中だと思われかねないので自粛である。

日曜日には金魚を飼っている水瓶の水を一部換えてやる。換える水の濁り具合で換える水の量を変える。3年目になるが大きいのはフナのように大きくなっている。水道の水にカルキ抜きをした水をいれるのだが,水を換えてしばらくは忙しく泳いでいる。きっとなかなか水になじめないからであろう。こんなことをしているとゆっくりと時間が流れる。

午後からは今週の講義の準備をした。多重債務者の負債整理についてをテーマの予定としている。これは日頃,毎日のように処理している分野であり,この実務と意味について整理した。そして,一件の離婚訴訟の訴状を書いた。月曜日には提出できそうである。ひとつ宿題を終えることができた。こうした仕事もコンピューターのおかげで,自宅ですべてできる。判例を調べることもインターネットでできる。事務所にいるのと異なることはない。違うのは自宅のなかでネクタイもせず,テレビを見ながら仕事をしたり,音楽をかけながら寝そべっていたりすることである。

仕事を全くしなかったと言う意味では休日ではなかったが,こうしただらだらと時間を過ごせることがなんとも言えない開放感を味わえる。明日からはまた,時間ごとのスケジュールに追われた1週間が始まる。

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