刑事,民事,破産,カルト,,,,

2007年7月7日

午前中は,昨日触れた2人が死亡した刑事事件の2回公判であった。零細な自営業を営む一家の中心として働いている。しかし,事故の2日前にも確認した保険代理店の不手際で任意保険には加入ができていなかった。とても被害弁償できる状況にない。自宅と100メートルも離れていない場所での事故であった。西に沈む太陽の光に一瞬目をそらせた時の出来事である。その道をその時間帯に通ることがなければ決して事故をおこすことはなかった。この刑事事件によって20年以上も昔の非行歴も法廷で明らかとなった。いくつかの条件が重なり合った,偶然の一瞬のできごとであった。

午後からは2年半前に起きたエレベーター事故を巡る損害賠償事件である。狭いエレベーターホールで小競り合いがあり,今にもけんかが始まりそうとなった二人を引き離そうとして力を入れたところ,被害者がエレベーターにぶつかり,エレベーターのドアがはずれて開き,8階の現場から1階に停まっていたエレベーターまで落下した事案である。こんなことがおきようとは小競り合いととめようとした被告には想像もつかない出来事が目の前で起きた。そんなことに民事上の責任を負わせていいのかというのが本件の争点である。刑事事件では既に有罪となっているだけに今後の考え方が本当にむつかしい。

自己破産の打ち合わせ,カルトに対して多額の献金をしたという被害者の相談があった。家庭のなかで,自分一人が頑張って家族の幸福になるよう頑張ろうと目一杯の献金をしている。日々の生活は座敷牢にいるような生活である。

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