食の安全

2007年7月16日

青山学院大学理工学部教授の基調報告、食はエネルギーを摂取する意味とともに体内の日々新しくなっている分子をと入り入れているというとの観点からの問題提起があった。そして、稲の遺伝子組み換え栽培に対してこれをストップさせる訴訟を提起している弁護士から「検出されず」は安全なのかとリスク評価のありかたはは正しいか、内閣府食品安全委員会事務局次長から「リスク評価、リスクコミニケーションの意味」などについて報告がなされ、パネルディスカッションとなった。安全をどう考えるか、それを確保するための方策は、自然の不思議さと摂理のなかで人の技術と欲求ががこれを乱して安全性に危険信号をだしている。このことはじっくりと考えてみないと直ちに自分の目に映らないからなおやっかいである。

ミートホープ事件で「安いものを買う消費者が悪い」といってバッシングを受けていたが、実はそのことは大切なことである。あの社長から言われたくもないが、消費者行動が、安全な食品を確保できる大きな影響を及ぼすことができることも指摘されていた。

このシンポジューム会場の隣は大正末期に建てられた控訴院(現在の高等裁判所)の建物があった。中には当時の刑事裁判所法廷がそのまま残されていた。異様に裁判官席、書記官席が高く、当事者席が低いところに設置されていたのが今ともっとも違うところである。夕方の懇親会にはかつてPL法立法のときに国会議員として活躍された弁護士の伊東秀子さんが挨拶に寄られた。10数年前、PL法ヨーロッパ調査にご一緒にでかけたことを思い出した。確かパリでパスポPIC000224.jpgートを紛失し早くに帰国したのではなかったか、、、、。ついでに,今日の会に祝電をいただいた上田札幌市長も消費者問題対策委員会のメンバーで,今回参加していた今弁護士,渡辺弁護士らとともにかつてヨーロッパ消費者教育事情調査にご一緒した。

p.s. コメントをいただいた村本さんのおっしゃるとおりです。正確に思い出し,訂正しようとしたところ先にコメントをいただいていました。今度の全国証券問題研究会でお会いできるのを楽しみにしています(帰国されているのですよね)。

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