しょうゆ豆

2007年7月19日

午後から高松の事件であった。JR瀬戸大橋線で1時間弱であるが,なんとなく体がだるく感じたのでグリーン車に乗った。のりがけに発売されたばかりの週刊誌を買った。見出しに選挙情報と中国からの輸入食品問題の掲載のあるところに惹かれて買ってしまった。弁当も買って車内で食べて少し週刊誌に目を通すと眠くなった。せっかくグリーン車の2階席座ったのに瀬戸内海を渡るときは既に意識がなくなっていて,景色を楽しむことはできなかった。

事件を終えたところで,高検検事長に同期の友人が着任したことを思い出し挨拶に出向いた。行ってみると残念なことに明日の着任の予定で,まだ来庁していないとのことであった。かいま見た検事長室はとても立派で岡山の知事室よりは格式があるように見えた。やはり,検事長というのは偉いのだろう。彼とは同期というだけでなく,岡山修習で1年6ヶ月を岡山の地で一緒に過ごした。ここまで書くと特定してしまうので悪口はかけないが,決して品行方正ではなかったと思う。田舎の我が家にきて,遅くまで麻雀をしたり,焼き肉パーティをやったりしたことも懐かしく思い出す。弁護士はいつまでたっても弁護士であり,位はない。そんな世界からみるとこうした立場の「偉さ」加減がなかなか感覚的につかめない。

帰りにしょうゆ豆をおみやげに買って帰った。妻は高松育ちで高松名物のしょうゆ豆が好きなのである。幼いころに味わった味がその人の好みを決める。私にとってはそんなにうまいものとは言えないが,妻はおいしそうに食べる。その味の感覚とともにかすかに幼きころの記憶が脳を刺激しているに違いない。

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