「岡山の弁護士3」原稿

2007年8月19日

岡山弁護士会で会内記念誌「岡山の弁護士3」の出版が企画されてその原稿提出期限となっていることに気づき,今日あわてて書いた。私が入会してまもなく「岡山の弁護士1」が発刊されている。記事のための座談会のテープ起こしなどを手伝った記憶がある。そして「「岡山の弁護士2」は15年ほど前に発刊されている。この3冊すべてに名前が掲載されている弁護士の数はもう少ないはずだ。原稿用紙2枚程度の簡単な自己紹介的な記事を掲載するだけなのだが,転勤してきた裁判官はまずはこれを読んで,弁護士の特徴をあらかじめ調べたりすることがあるようだ。また,本人が死んだときに,時の会長が弔辞を読むのであるが,会長と活動した時間を共有していたとは限らず,この「岡山の弁護士」の掲載記事を参考に起案したりする。そのように利用されるとすれば,端的に自分を理解してもらえることを書いておくことが後の人に役立てられるということだろうか。

1のときは,入会したばかりのころで,まさに金ぴかのバッジをつけて,今後どのような仕事ができるだろうかまずはその不安と将来への決意のようなことを書いた。2のときは,いろんな事件に出会い,自分自身が鍛えられていると実感している様子が伺える記事となっていた。今回はそろそろまとめの記事となるべきであろうが,そんな気持ちにもなれないので,2発刊以降の思い出の事件に触れて書いた。もちろん,それはなんといっても「青春を返せ裁判」のことである。そして,70歳までは仕事を続けたいと結んだ。4出版の時はもはやいないかもしれない。3の記事を参考に会長が弔辞を述べてくれたあとになっているだろうか?

でも,なかなか自分をまとめようとする記事は書けないし,書きたくない。実は今書いているブログを題材として縁あって文芸春秋社から出版する計画が進んでいる。この内容も日々の生活そのもであり,けっして「まとめ」ではないと思っている。遅れた原稿を書いていて,思わぬ過去を振り返ることとなった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年4月
    « 5月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930