哀しいことだが

2007年8月22日

夫婦関係に関する事件2件についての対応があった。1件は同居を継続している夫婦間の離婚請求事件であった。双方とも子どもの親権者でなければならないという主張で,あい譲れぬところにきている。もう1件は,調停によって別れた妻が新しく妻となった人を相手に婚姻関係の破綻の原因がその妻にあるとして損害賠償請求をしている事件だ。これとよく似た既受任事件があり,それは大阪地方裁判所で争っている。大阪の事件は,請求している人は既に新しい人との生活を開始している事案であり,そうでありながら前夫を相手に損害賠償請求をしてきている。今の生活が決して幸せではないのではないかと思われ,哀しい思いがする。今日の案件は,調停で円満に別れた後に,再婚した夫の妻になった人を相手に婚姻関係中に不倫関係にあったことを理由に訴訟を起こしたものだ。円満に別れたものの,その後の相手方の幸せそうな生活が許せなくなったのだろうか。これもなんだか哀しい話である。

複雑に入り組んだ3件の男女の関係。それぞれ納得のいく結論に導くことができるだろうか。このような事件の場合,弁護士の個人的な考えを提起して解決していくというより,手続き過程を通じて納得して今後の道を選択できるというお手伝いをすることが弁護士の役割となる。すぐには正解は見いだせない。

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