朝起きると一番に玄関をでて入り口においている水瓶のところにいく。このなかで金魚を昨年から飼っていて、水瓶の淵をたたきながらおはようのあいさつをするとぱくぱくと金魚が寄ってくる。今朝もいつものように餌をやろうと水瓶をみたところ15センチ以上はあると思われる土色をした蜘が瓶のふちで金魚を覗くようにしている。一瞬立ちすくんでしまったが、しばらくこちらの様子を伺い、その緊張感を察したか、瓶の陰にするすると隠れた。rnrn私は、今は合併して岡山市になったが、田畑と山に囲まれた田舎で育った。蜘といえば、夏になると蝉をとる道具を作るときに女郎蜘を探して、その巣を拝借していたことを思い出す。小さい頃、その蜘が糸をきちんとした多角形に張るのを不思議に感じて見入っていたことがある。女郎蜘でなければ、粘着力が弱くて役にたたなかった。ところが、妻はくもはこんな蜘のことでなく、今朝見た糸など張りそうもないクモを一番に思い起こすようである。おおきなクモの話をよくしたのであるが、私には想像がつかなかった。妻は、市内の中心部にある裁判官宿舎で生活していた。何度もであったというその話はとても信じられなかった。rnrnしかし、市内津島のマンションの5階に住んでいたとき、ついにでたのである。玄関の壁に飾っていた絵の額の裏にいたのである。私は、はじめてみた大きなクモにビックリし、妻はばたばたと叫び回る。捕虫網で捕獲して5階から下の水路をめがけて落としたところ、ポチャンと音がした。大きい、重いのである。次のマンションに引っ越したときもやはりでた。そして今の家にきてからはよくで食わす。妻の叫び声でそのことが知らされる。そして妻は掃除機で吸い込むべく追いかけるが、わたしはどうもその作業が苦手だ。早く逃げて私の視界から出て欲しいと願う。rnrnでもほんとうに市内の中心部にこんなクモがあたりまえにいることが信じがたい。田舎育ちのわたしがついぞ見たことがなかったのだから。もしかして、妻のまわりについて回っているのかも、、、、、と考えるとこわい話である。
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- カルト被害を考える会 に 田所眞紀 より
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