自民党の新党首が決まっただけのことであるが

2007年9月24日

参議院選で惨敗したにも関わらず,国民の意思とは異なると思われる続投の道を選択した安倍さんだが,国会が始まるや否や首相を辞任してしまった。きょうはその後の空白を埋めるべく自民党の新しい総裁が決まる日であった。一つの政党の代表者の選挙でその政党内で実施されることであるから本来国民に直接関係ないといっていい。しかし,議院内閣制の日本の憲法下においては衆議院で議決することのできる勢力が首相を出す力があり,現在のところそれが自民党であるから自民党の総裁がそのまま首相になる可能性が極めて高いということになる。そこで,次の首相は誰がなるかと言う観点から自民党の総裁選挙に注目が集まることになる。中学校の社会科の問題であろうか。安倍の流れをくむネオコンのような麻生氏がなるより,福田さんの方が日本にとって幾分安全ではないかと思われ,今回の自民党の選択は良かったと思う。審議しなければならない国民の生活に直結する法案はいくつも審議がストップしたままである。早く国会が正常に戻り,国としての機能を取り戻して欲しい。

夜はテレビで映画「トリプルX」を観た。007とスパイ大作戦を一緒にしたような展開のスリル満点の映画であった。いつもになくテレビで映画を観る気になったのは映画の舞台がプラハであり,観たことのある光景,歩いたことのある路地,スメタナホールなどの著名な建物が映画にふんだんにでてきていたからであった。カール4世が今馬車で通っていても違和感のないほど歴史を感じさせたあの町並みと夜になっても最小限の明かりしかなく静かなほんのりとした雰囲気を思いだしながらしばしダイナミックな映像とスリルを楽しんだ。

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