行事の秋

2007年9月27日

8月,9月はじめと法廷の数が減っていた(裁判期日のために法廷に出かける日程のこと)。朝夕の涼しさを感じるようになったころから通常の日程に戻りつつある。午前中は倉敷支部で家裁事件の弁論準備手続きであった。午後からは先物取引被害の裁判で電話会議による弁論準備手続きであった。この事件の被害者は地方自治体の元首長さんからの依頼事件であり,同じ会社を相手の同時期,同種の事件が20件以上係属している事案である。相手弁護士はその20件を超える事件を一手に引き受けて処理している。同じようなことを全国で主張しているのだからもっと適格にそして迅速に準備できるはずなのにこれがずいぶんとのんびりとした対応である。この事件は是非とも勝ちたいと思っている。その間に前に相談を受けていた1億を超える先物取引被害にあった人からやはり依頼したいとの連絡がはいってきた。そして,サラ金などから合計450万円借り,支払い不能になっている人の新規相談がはいった。県外からの統一協会の被害の相談もあった。財産すべてを失い,借金だけが残った状況になってはじめて被害にあっていることに気づいた悲惨な被害である。暑い日々と法廷の数の減っていた期間を終えて,涼しさを感じるころになり我が事務所も日常を取り戻しつつある。

ところが,この10月,11月には様々な行事を抱えている。今週末はゴミ弁連の集中勉強会,10月にはいってすぐには東京での日弁連司法改革実施対策会議の委員会,札幌での業務対策シンポジューム,広島での中国弁護士連合会大会,東京での霊感商法被害対策弁連の集会,浜松での人権大会と諸行事が続く。人権大会では大江健三郎の記念講演を楽しみにしている。これらの諸行事はいずれも弁護士であり続けていくための私の栄養素となるものであると思っている。楽しみむ気持ちをもちながら参加したい。

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