人権派?業対派?

2007年10月4日

昨日書いたところでアップ操作中に消えてしまった。同じことは2度とは書きたくないものだ。昨日書いていたことは,あらたな決断をしたことだった。そのことに関連して改めて書いておく。

私は,なんとなく成り行き派,運を天に任せてしまうところがある。転職など考えたこともない。弁護士しかできないと思っている。大学にはいって卒業するまで下宿も変わったことはない。友人で大学の4年間で6回引っ越しをした人がいるが,そんな人の気持ちがわからない。あえて新しく環境を帰るほどの変化を欲しないし,引っ越しなどという面倒なことはやりたくない。ということで弁護士事務所を独立して持つようになって30年目であるが,その間事務所は一度も変わらなかった。裁判所前のビルの一角に30年も事務所を開いて仕事をしていたことになる。もう新たに引っ越すことなどありえないと考えていた。しかし,思い切って新しいビルに引っ越すことを決めた。あと10年の弁護士活動を前向きに悔いを残さないものに大切に頑張っていこうと思いはじめたからであった。決めてしまえば,気分は少し高揚してくる。

こういうことを考えるようになったのは,新しく岡山弁護士会にも多くの新人弁護士が登録してくるようになり,多くの法律事務所が弁護士が複数いる事務所と変わってきて,我が事務所も将来的にはさらに弁護士がいてもいいかなとも思えてきて,どうやって事務所を縮小しようかと思っていたが,やはり最後までしっかりと仕事をしていこうという気持ちがわいてきたからだ。実はあさっては「あなたの事務所をステップアップ」という業務対策シンポジュームがあり,参加を予定している。従来,弁護士にはタイプを分けるとすると「人権派」と「業対派」とがいると言われてきた。私はそう分けるとすると人権派の方だと思っている。「業対派」などは金儲けしか考えない人たちだなどと心の中では対立的に考えていた。しかし,今回の業対派の人たち?の業対シンポのテーマには非常に引きつけられた。引っ越しを決意する気持ちなったのもこうした企画に動かされたところがある。現在,弁護士の間にこうした2つの考えで対立関係があるとは思っていない。11月には人権大会が浜松で開催される。大江健三郎さんの記念講演が予定されている。このシンポも楽しみにしている。参加するつもりである。

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