津山へ

2007年10月25日

今日は午後から津山であった。今週既に2回目である。津山には制限スピードをきちんと守って運転していけばたっぷり90分はかかる。時間の余裕をもって出発した。途中,岡山北署(旧御津警察署)のところでねずみ取りをしていた。急に赤い旗をふられびっくりしたがターゲットは一つ後ろの車だった。スピードメーターは60キロ少し出ていた程度であったので捕まることはないはずである。

北署から1キロぐらい北上したところで中学,高校と同級生だった友人が和風の自宅を改築して料理店を経営している。ずっと福祉畑を担当してきた公務員だった彼は,定年前に退職し,八十八ヶ所周りをし,百姓をするといって山仕事やいろいろな野菜作りに挑戦していた。そしてこんどは自分でつくった野菜を材料に料理店を始めたのであるが,完全予約制で,しかも夜だけの営業であり,かつ一日1組だけとかなかなか気軽に行ってみるには条件が難しい。彼の家は道路沿いにあったはずなので,気にかけながらとおるのであるが,いつもわからないまま通り過ぎてしまう。団塊世代のいろいろな生き方である。うらやましいようなゆったりと自由な生活をしている彼ではあるが,私はまだまだそのような気分にはなれない。

今日の津山の事件は,消費者金融相手の過払い金返還請求事件であった。1社で150万円ほどの請求になっていた。いかに高金利であるか,その高金利を支払っていて生活が成り立つはずはないことがこの額をみても予測される。被告は出頭せず,争う旨の簡単な答弁書を提出して次回に期日を延ばした。次回は電話会議で進められることとなった。どうせ,次回期日までには示談の申し入れがなされるであろう。ある意味無駄な,緊張感のない裁判である。このような裁判はいつごろまで続くのだろうか。こういう裁判ばかりを担当すると,訴訟の厳しさの感覚を忘れてしまいそうである。グレーゾーンがなくなれば急激に減少はするとは考えられる。

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