木曜日から土曜日まで事務所を離れていた。離れていた間の直ちに処理しなければならない事務所からの連絡はわずかであった。平穏な日々であることをありがたく思って，今日は誰もいない事務所に朝からでていた。案の定，いろいろと雑務が貯まっていた。処理しきれないうちに，午後からの事件の打ち合わせであった。３時間の共同で受任している複数の弁護士と依頼者との打ち合わせである。審理も大詰めを迎え，終結を念頭においての対策であった。テレビ朝日に報道内容に異議を申し立てている事件である。内容証明郵便を送付し，正式な会社としての見解を求めている。
この打ち合わせが終わってヤフーニュースをチェックしたところ，浅田真央が１位となったことが報道されていた。きっとすばらしいスケートで観客を魅了して逆転したのであろうとなんとなく嬉しい思いがするにゅーすである。そして，さらに民主党小沢代表が辞意表明というニュースがでていた。エッと驚かされるニュースであり，すぐにテレビをつけてみるとちょうど辞任の記者会見をしているところであった。政権政党である自民党が参議院で少数党になり，横暴な国会運営に歯止めがかかり，活発な国会論議のなかで政治が動いていく民主主義の姿に近づくと期待していたが，一昨日の党首会談での連立内閣の協議が大きな波紋と不信をよんだための辞意表明のようだ。政治の世界は，民主主義がどうあるべきかというよりも，まさに権力闘争がその本質なのかと思い知らされる出来事であった。このニュースにはびっくりした。こうした，政治の動きがあれば政治部記者の次女の休みはまた消えるのだろうかと思いが至る。これは，親としての感情である。