県北をドライブ

2007年11月14日

10時の事件は,住宅地の土壌汚染の事件であった。被告は,少なくとも住宅地において発ガン物質を発生さている汚染の事実自体があるにも関わらず,一切の責任をとろうとしない住宅地を販売した県内有数の企業である。争い方といい,訴訟への対応に関して危機管理能力に欠けていると思われる。赤福,吉兆のあの二の舞をしようというのだろうか。それにしてもこの種の事件は,じっくりと取り組み,解決までの時間を覚悟しておかなければならない。このブログにも励ましの言葉やら貴重な情報を提供いただいていて,感謝である。

午後からは,勝山簡裁,津山簡裁と連続してはいっていた。県北へのいい天気のなかのドライブであった。岡山から高速道路で山陽自動車道を経て岡山道にはいり,中国自動車道落合インターで降りて,目的地まで数キロのところが勝山,勝山から一般道を通って約30キロで津山に抜け,帰りは国道53号線を抜けて帰る。窓を開けなければ車中は暑い。締めてエアコンをかければ冷たい空気が流れてくる。紅葉のころになっていればすばらしい景色を眺めながらのドライブであったはずである。しかし,紅葉にはまだ早いという感じであった。我が家の前の並木は既にきれいに色づいている。あちこちの山も美しい色合いをみせている。でも県北はそうでもないのは不思議である。木々の種類が違うからなのだろうか。

事務所に帰れば,あらかじめ予約のあった大阪からの相談者が待っていた。私のところにこられるようになったのは別の方のご紹介であったが,中学時代自宅に遊びにも行ったことのある同級生のお兄さんであった。そして相談内容のなかにでてくるおじさんというのは私が小学生のころの先生のことであった。さらに一緒に相談にこられていた方は,顧問会社の事務員のかたで,電話で話したことのある人であったようだ。世間は狭く,どこで誰に出会うかもしれないことを実感した。でも,だれしも一生,弁護士だけには世話になりたくないと思っているものだ。

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