簡裁は過払い金請求訴訟ばかり

2007年11月17日

私のミスのせいで昨日に続いて玉島簡裁にでかける。独立簡裁であるためどの程度の事件があるのか興味があった。裁判所で今日の法廷で審理される表示の掲示をみると事件は全部で15件ほどあった。そのうち,1件を除き,あとはすべて消費者金融相手の不当利得返還請求裁判である。つまり,利息制限法を超える利息を支払い続けていたので,法を超える支払い部分について元金に充当する再計算を行うと過払いとなっている場合にこれを不当利得返還請求として返還を求めるものである。こうした種類の裁判で簡易裁判所がいっぱいになっている。かつての荒稼ぎ分の返還を強いられているのであるから,消費者金融もどこまで耐えられるか厳しい経営状況が続いていることになる。長年にわたって,年間20万人もの破産者を生み,今後もその傾向が予測される破産予備軍の存在は減少はしていない。いつまで,簡裁を消費者金融関連事件が占拠し続けるだろうか。

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