昨日夕方までの緊張を忘れて,,,

2007年11月24日

この週の仕事は,離婚問題を含めて,男女間のトラブルをめぐる事件の処理が多かった。2つの離婚事件(訴訟)に関し,尋問を前提とした陳述書の作成,1つの離婚事件に関して和解の検討,再婚の妻に対する離婚前の妻からの請求事件の口頭弁論期日,そして離婚した妻から起こされた慰謝料請求に関する判決後の処理などである。数日の間にこのように男女間の事件の処理が重なってくると,その事件ごとにその人の立場になって,今後の生活のあり方を一緒に考えていくと言う作業にストレスが溜まってしまう。しかし,この連休中にどうしても仕上げておかなければならない仕事は今回はない。そこで,今日の休日はおもいっきり休日らしくしようと昨日の夕方から「盛り上がって」いた。

まず,夕方5時30分に私の業務を終了させた。この終了時には事務員はまだ仕事をしていた。家に帰り,妻と映画を見にでかけた。話題の「ボーン・アルティメイタム」である。約2時間の映画であるが,緊迫したシーンの連続と激しい音響に「はらはらどきどき」の非日常空間を味わった。舞台が、ロンドン、スペイン、モナコ、ニューヨークと趣の違う都市に変わっていくのも前作同様、楽しめた。興奮冷めやらないまま帰宅しての食事などのんびりとしていると既に深夜,今朝は起きれば9時という時間。遅寝,遅起きの完全休日モードを楽しんだ。そして,今日は前からいい席を確保していたチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートで「新世界から」「我が祖国」などを聴く予定であった。午後6時からと思いこんでいたが,念のためチケットみて時間を確認するとなんと午後2時からであって,貴重な楽しみを逃しかねない危ういところであった。これまたすばらしい演奏と迫力に圧倒された。チェコの民族の歴史や光景を思い浮かべながら聴く優しくも心の底からわき出る力強さのあるこれらの曲には,胸をうたれる。プログラムの途中で若きピアニスト,スタニスラフ・ジェヴィツキのピアノ協奏曲の演奏が終わった段階で,アンコールが2曲も弾かれるなど盛り上がった楽しいコンサートであった。

帰宅してみると,自宅の電話,私の携帯電話に留守電と不在着信が入っていた。突然の相談は,実はそんなに緊急を要するものではないことが多いのが常ではあるが,私の携帯電話番号をつてを辿りながらやっと確認しての電話であることがわかったので,こちらから電話を入れた。確かに命に別状があるわけではないが,トラブルに巻き込まれて落ち着かない状況にあることは事実であった。来週の相談日程をいれて,1件落着となった。現実に引き戻された一瞬ではあったが,即日動かなければならない事案でなかったことにほっとしている。

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