休日の事務所

2007年12月10日

休日ではあったが,気になる仕事に手をつけるために事務所にでかけた。ビルの1階にあるメールボックスから新聞をとりだす。昨日は事務の出勤がない土曜日だったので,郵便物がそのまま残っていて,新聞と郵便物を持って3階にエレベーターであがる。鍵をあけるとセキュリティの作動音がなり,これを止める。設備の悪いビルなのでセキュリティ装置は,こちらの負担で独自に取り付けた。過去3回も泥棒に入られたことがあったからだ。窃盗の被害にあうごとにどこからかその被害を聞きつけて警備会社からセキュリティの機械装置の売り込みにきていて,さすがに激しく部屋を荒らされていた3回目には設置することに決めたのだ。しかし,売り込みのタイミングの良さにはあきれたものだ。

中にはいると部屋は暗い。ブラインドから採光できるように調整して部屋を明るくして,天井の照明もつける。窓の外の正面は,裁判所の建物がみえる。裁判所のブラインドも何カ所か開けられていて,中の照明がみえる部屋がある。裁判所の仕事も令状事務など休日はない。あるいは裁判官がでてきて,仕事をしているのかもしれない。ホストのパソコンと自分のデスクの上のパソコンのスイッチをいれる。メールのチェックをして,仕事の記録をとりだす。集中するためにはまずは,文書をつくり始めることである。いくら記録を読んで,頭で考えていても仕事は進まない。決断もつかない。とりあえず,文章化していけば考えがまとまり,考えの枠組みが決まってくる。どうしようかと考えていて思考が止まっていても,それを文章化していけば意外と論理の間違いに気づいたり,新しい考えが浮かんでくるものだ。そうして何時間か一人で事務所で過ごした。3件の記録を読む予定であったが,2件で既に暗くなり始めていた。日が暮れるのが今日が一番早いそうだ。冬至はまだであるが,夜が明けるのはまだ遅くなっているのが日暮れはこれから遅くなっていくようだ。

やり残した仕事のため,不完全全焼の感覚を持ちながらも,少しは荷を軽くした安堵感がある。。来週には完全に軽くしてしまいたい。そう思いながら事務所を後にしたが,もう12月も3分の1を終えたのだ。後がないところまできているとせき立てられる。事務所の経営者としては,ボーナスと給与の支払いも考えなければならない。来年2月には事務所の移転を考えている。引っ越しの準備のことを考えるだけも憂鬱である。

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