司法試験合格者の急増のなか,昨年から既に引退していた修習指導担当をまた復活していた。やはりしんどく感じるようになったので,今年は,どうしても足らないようであれば協力をすると予備の登録にとどめていたのである。ところが,ある指導担当予定者の体調がおもわしくなく,私におはちが回ってきた。しかし,この指導担当も結構楽しいのである。昨年の二人の修習生とも楽しく過ごすことができた。彼らとある意味世代を超えて法曹としての人生を共有しあえる一瞬があることが嬉しい。今日から3ヶ月間の指導担当である。昨夜は事務所の忘年会に出席してもらい,すでに「お見合い」は終わっている。今度担当する2名の修習生とも楽しくやっていけそうである。修習が終わったとき,あるいは実務かとなって何年も経過した後に,あの修習時代に得られたことだと思い出してもらえるような修習になればと思っている。なんだかえらそうなことを言っているが,つまりのところはあるがままの自分をみてもらうことしかできない。
今日が,修習の初日ではあったが,一番に倉敷にでかけ,期日の指定だけを受けて高速道路をつかって事務所に帰り,すぐさま大阪家庭裁判所にでかけた。長く続いている遺産分割事件であるが徐々にその糸がほぐれつつあると考えていいだろうか。金融商品を売却して換価,不動産の売却などここにきて動き始めたが,それらの作業が代理人として私にのっかかって来てしまっている。そして事務所に帰ったのは夕方である。修習生を放置してしまったことになる。明日は日弁連の委員会(司法改革実施対策会議)である。あさっては朝一番に広島で商品先物取引被害事件の和解期日である。事務所によらないで法廷に直行することになる。修習生には岡山で記録でも読んでいてもらうしかない。