ふとみれば今年も仕事ができるのはあと1週間。やり残している仕事がたまっている。明日からの3日間も予定が詰まっている。しかし,一つ一つをこなしていくしかない。今日の日程も危うい綱渡りをしてしまった。
しばらく接見をしていなかった被告人に会いに拘置所にでかけた。休み明けにはどうしても上告趣意書を完成しておかなければならないので,被告人とのこれからの日程を確認しておく必要があったからだ。予定があいていると思って拘置所にでかけたところ,同じ時間帯に相続財産の換価のための売買契約をする約束が事務所であることの連絡を受け,予定表に記載漏れがあったことに気づかされ,接見を手短にすませ,事務所に帰る。人の財産の売却手続きとはいえ,代理人としての契約にはやはり気を遣う。大阪からわざわざきた業者を待たせてしまった。しかし,なんとかこの二つの日程を無事終えることができた。年末となると何かと人々の迷いから決断が促される要素があるのかもしれない。いろいろなことが動き,結論がでてくる。そうして,事件が動いていく時期であるとも言える。そんななか,地方労働委員会に係属している事件について新しく委任を受けた。これまた大変な重荷を背負うことになった。
あと1週間。今年中にできること,やらなければならないことは完全に処理しておかなければならない。やるしかない。