正月らしく

2008年1月2日

20080101184429.jpg事務局の皆さんからいただいたこれで新しい年に乾杯しました。

昨日の新聞では元旦に雑煮をたべない家庭がかなりあることが報道されていた。家族のあり方の変化によって,伝統食が伝わりにくくなっているのだろうか。メロンパンを食べて元旦を迎えるなど信じがたいし,そのようなことが生じるのは,単に新しい個の時代を迎えているなどと言えることではなく,大切なものが大きく崩れてきているのではないかと考えさせられる。拙著「マチベンのリーガルアイ」の装画を担当して頂いた魚戸おさむさんが日本の伝統食と人間関係の崩壊の危機をテーマにビッグコミックオリジナルに「玄米先生の弁当箱」を連載している。今回の新聞報道に相通じる危機感をもってのテーマである。

我が家では,大晦日の昨日,2人の子どもが帰ってきた。そして今日の元旦に一人帰ってきて家族5人が揃った。朝は,4人であったが,おとそを飲み,簡略版であるが,おせちと実家でもらった餅の雑煮で祝った。餅は10年前ぐらいまでは杵で父がついた餅をもらっていた。その経過があり,体力的に両親がせいろで米を蒸し,臼と杵で餅をつくのが無理な年齢となったのであるが,今では機械で餅をついて,前と同じようにくれるのである。そして,長男を空港に迎えに行って,そのまま両親のところに挨拶に行った。1時間程度話をして帰った。両親のうちの雑煮は岡山の伝統で醤油だしでぶりやも貝が入れられている。我が家では妻の実家があった高松流なのだろうか,すまし汁で鶏肉が使われる。

久しぶりに家族が揃った。あさってには,2人の子どもが,明明後日にはもう一人の子どもが帰っていく。それぞれの生活が待っている。今年,1年にそれぞれが課題を抱えている。今年の年末はどのような状況で新年を迎えることになるだろうか。

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