明日は月曜日で燃えるゴミの収集日である。ゴミだしは私の役割と決まっている。１２月３０日に年末特別収集があって以来なので８日ぶりということになる。妻がゴミ出しの準備をしていたが，ゴミ袋に３つは確実にある。正月の一時的家族数の増大の影響か。明日出すときにはゴミ袋は４つになるかもしれない。先日，ドイツの地球温暖化への取り組みを紹介するテレビ番組をみた。江川招子さんがドイツの家庭を訪問して食料品の買い物をして帰ってきた家庭のゴミの様子をチェックしていた。わずかに小さい野菜をいれた袋がひとつでてきただけであった。しかも，１ヶ月のゴミの量は，日本であれば机の下においている小さい円筒形のゴミ箱がいっぱいにならない程度のごみしか家庭からはださないというから驚きである。消費エネルギーをできうるかぎり節約し，資源を大切にして，ＣＯ２の排出を抑えて地球温暖化を阻止しようというのである。日本ではまだまだ，大量生産，大量消費，大量焼却，大量埋め立ての構図には変化がない。県内にもいくつかの廃棄物処分場建設問題が持ち上がっている。大量埋め立ての果ては，廃棄物処理に関する公害問題である。大きなゴミ袋をもって少しの罪悪感をもちながらも出してしまえばそれで終わる。みんなでなんとかしなければ問題である。
２００２年になるだろうか。カナダのノバスコシア・ファリファックス市にでかけた。そこは焼却ゼロ，埋め立てゼロを目指す，ゴミゼロ政策を実行している市であった。やればできるし，そのことによって経済が停滞することはない。本当に真剣にエネルギー問題に市民レベルで取り組むときなのだろう。