１２月初め頃に期日のあった訴訟案件で，次回準備予定となった事件については，多くを休み明けに準備を完了して提出予定であると裁判官に約束していた。休み明けとはいえ，年末年始を夾んでのことである。頭のなかではこの時期を利用して十分にできることであると考えていたが，こんなときにあれもこれもとやれるわけがない。今週はこの提出期限が到来している事件に追われている。連日書面作成に追われている状況である。来週を乗り切ると幾分楽になるだろう。おまけに，今週末からは連休となっていて，その時に処理ができるものがあるなどと楽観的に考えてみたりして予定表を眺めている。
そんなに気分的余裕が無いときに，夜は連日予定が入っている。月曜日は弁護士会の新年会代わりの懇談会，火曜日は消費者金融相手の過払い訴訟の研究会，今日は６１期司法修習生（３班）の歓迎会の意味をこめての懇談会，明日は連合の賀詞交歓会にご案内をいただいていて出席予定，あさっては日弁連の委員会出席で上京，そしてその日の午後４時から２４時間は当番弁護士である。なかなか落ち着かせてもらえない新年ではある。来週は２件の講演の依頼を受けている。消費者教育の関係で高校に出かけるのと先物取引被害救済について消費者生活センターの相談員の方々などを対象の講演である。これを無事やり終えれば，気分的には楽になりそうである。しかし，来週すぐに仮処分申請をやり遂げなければならない事件がある。フーッ，，，，，，，。
帰宅して、ニュースのチェック。アメリカの民主党大統領候補指名争いでは、ニューハンプシャーで劣勢が伝えられていたヒラリーが勝利していた。他国のしかも一方の政党のことであるが、オバマ、ヒラリーの戦いの行方には興味がわく。ヒラリーは同年輩であり、同じ弁護士出身である。しかし、ロースクールは抜群の成績トップ卒業で、極めて優秀な優等生であり、自分との同質性を考えるべくもないが、卒業後の福祉への関心と活動、ベトナム戦争の体験など、なんとなく時代的なシンパシィを感じる。この結果にさしたる根拠なく、よかったと思った。