「大道無門」

2008年2月1日

PIC000262.jpg昨年暮れに江田参議院議長に色紙をお願いした。江田さんは快くお引き受けくださり,「字にご希望がありますか。為書きは必要ですか」と尋ねられた。私は,書いて頂く字には特に希望はないこと,どんな言葉をいただけるかそれを楽しみにしていること,為書きは是非お願いしたいとの希望を伝えていた。

今日,秘書の方から事務所に江田さんの色紙が届けられた。何が書かれているだろうかと開けるのももどかしく開いてみた。「大道無門」と太く力強い内からの勢いを感じることのできる文字が目に飛び込んできた。そのままに読めば「大道に門なし」ということであろうか。そして釈文には「大きな夢、希望を持って進む道にそれをはばむ門はないはずである」と書かれていた。調べてみると禅からくる言葉で,さらに深い意味があるようである。私には,「今のまま,まっすぐに真実を求めて突き進め。そうすれば,きっと目標にたどり着ける」と励ましていただいたと感じている。

「ねじれ国会」と言われているが,ある意味では,衆議院と参議院とでねじれがあるのはもともと憲法が予想している民主主義を体現する理想的な形であるともいえる。参議院の存在価値が今ほど問われているときはない。その歴史的な場面に江田さんがいて,ねじれの価値を最大限に引き出そうとしての働きがみられる。私にいただいた「大道無門」は,江田さんご自身の決意の意味だったのかもしれない。

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