政治との関わり

2008年2月4日

今日は,午後から2つの「政治家」の後援会の催しものに参加した。まずは,次の衆議院選挙に岡山1区から立候補を予定している高井さんのイベントへの参加であった。開催場所はが県の施設をつかってのものであって,県からは「政治的な目的使用」をしないようにとの利用条件を厳しくつけられていたようである。「政治的」という言葉はいろいろな意味合いで使用され,判断する人によってその価値判断,判断基準が極めて曖昧になる。それが政治的なのか否かの判断自体が「政治的」であるとも言える。そして,その判断は,常に権力側に有利に判断される。政治的か否かの判断は,本来何らかの基準とすべきではないと思う。我々,法律家も憲法の解釈をめぐって政治的解釈だという評価をされることがある。しかし,あえて,法解釈において政治的な判断で自らの仕事の基準としてはならないと思っている。憲法をもっとも大切にするのが法律家であり,基本的人権の尊重,国民主権,平和主義が憲法の基本であり,その法体系の中での法解釈であり,法の適用なのである。

この会には,江田参議院議長も出席された。議長として,各政党に対しては公平でなければならず,特定の候補者を応援することはできない。そのことを律しながら,しかし政治家としての立場を失わないよう,限界の行動であると話をされていた。決して,「応援」することなく話をされて退席された。

その行事が終わって,昨年の統一地方選挙で新人として初当選を果たした県会議員の県政報告会と後援会懇親会に出席した。ここでは,この議員の後援会長を務めているため,出席するのが義務であったろうか。自治労という大きな組合組織を背景として立候補していたため,多くの組合組織の方々が,出席していてなかなかにぎやか会であった。私も面識のある方が多く,楽しい時を過ごした。次々と意見が出されていたのは,やはり格差社会の矛盾であった。こうした地方議員の支援の力が,政権交代という国政レベルでの動きを支えていくおおきな原動力となっていって欲しいものである。

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