セキュリティ

2008年2月14日

20数年前,初めて米国の法律事務所を訪問した。そのとき,各オフィスビルのセキュリティシステムが厳重にされていたことが強く印象づけられた。受付に入る前にモニターでチェックがあり,受付で確認し,解錠されて入室する。そんな流れにアメリカ社会が犯罪で汚染されている危険な国なのだと思わされた。

前の事務所ビルと今度のビルとではセキュリティシステムに大きな違いがある。違いがあるというより,前は何もなく,独自に警備保障会社と契約をして機械警備システムを取り付けていたのである。3度も「泥ボー」の被害にあい,その都度警備保障会社からシステム設置の勧誘がなされたので,契約することになったのである。そのとき,日本もアメリカ並みに危険な国となっているのかと思った。今度のビルには,ビル全体にこの警備システムが設置されている。なかなかハイテクの代物であり,よくできたシステムであると思う。自分が自分の部屋に入るのさえ,自分であることを機械に証明して入室しなければならない。もはやお隣に声かけして隣人との関係において安全を守るというシステムは完全に消えている。それぞれが,責任をもって他人を全くあてにせず,安全を守っていかなければならないのである。私たちの生活そのものがもはや他人との関係で生きていくことが困難な状況となっているのかも知れない。実は,自宅でも出かけるときはお隣に声かけではなく,機械の設置で「安心しておでかけください」のボックスからの音で出かけている。

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