重い事件のなかにうれしい手紙

2008年3月27日

一昨日は,たくさんの宿題を裁判所に出し終えて少しの間ほっとした開放感と,それぞれ無事に関係の期日を終えてしばしほっとした感覚を覚えた。昨日は,一日東京出張であった。合間に古本市を楽しみ,書物を買った。なんだか得をしたような気分にさせられた。

そして,今日は重い事件ばかりが続いていた。約300戸あるマンションに関する大手販売会社とのトラブルの事件は和解交渉が続いていたが,双方一致の見込みがなく,通常手続きに移行して振り出しに戻っている。区分所有法など関連の法律体系と民法との間の整合性などから解釈に相違が生じ,緊張する事件ではある。ついでに裁判官からは,別件の住宅の土壌汚染の責任を問う訴訟のことについても今後の進行について少し意見をいただいた。これもこれからの展開がなかなか見通しがつかない事件である。高裁での交通事故に関する損害賠償請求事件について,本日和解になる可能性が高いとみていたが,これも和解決裂で時間は結審予定の最後の弁論期日が指定された。示談交渉中の不動産仲介業者との事件の打ち合わせをしたが,双方の見解が基本的に異なり,なかなか合意にいたるのは難しそうである。カルトに関する電話での相談,カルトとの和解交渉と続いた。夜は消費者被害救済センターの総会,住宅紛争に関する勉強会,講師を囲んでの懇親会と続いた。現に抱えている紛争事案もあり,それとの対比で考えているととても参考になった。一日,結構緊張してままであった感覚である。

ところが,とても嬉しい手紙をもらった。先物取引被害事件で判決があり,相手方会社からの支払いがなされてこの送金をおえたところ,感謝の手紙をいただいた。この方は,当初相談にこられたときは鬱病で治療を受けられていた。訴訟を提起する元気は当時なかった。訴訟を提起したのは最初に相談にこられて6ヶ月以上は経過していた。そしてそれから2年は経過しただろうか。健康を取り戻し,今回の結末を非常に喜んだいただいた。なにはともあれ,こんな手紙をもらうときが一番嬉しい。先日書いた判決と同時に国税庁が差し押さえた件についても相手方が控訴せず支払ってくることになった。この事件も,先物取引の被害でいったんしめた事業を再興する基盤が整いそうで,これまた嬉しいことである。こんなニュースを知ると緊張が一挙にほぐれる。

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