嫌な世の中,,,,

2008年4月2日

昨年,5月2日(私の誕生日)の朝日新聞朝刊に阪神支局銃撃事件について特集記事が掲載された。そして,その記事のなかで私へのインタビュー記事があり,「自由に物が言えない時代になってきている」と感じたことを述べた。阪神支局銃撃20年後を語る江川紹子さんらが参加したパネルディスカッションについても掲載があり,そのなかでも同様に物の言いにくい時代を迎えていることが指摘されていた。

映画「靖国」をめぐって,一般公開前に国会議員らがこれを事前に観ることを要求した事件があった。この映画制作に文部省の助成金がでていることを問題視したようである。民主主義国家において絶対あってはならない「検閲」である。これを国政調査権の名でしようとしたのだから,その感覚を疑う。いつか来た道をまた歩んでいる危険性を感じることができないのだろうか。さらに,この動きは,上映予定映画館が危険が予測されるとして上映しないことにしたそうである。物の言いにくい状況は,決して良い方向に向かってはいない。ここでもヴァイツゼッカーの「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる」という言葉を思い出す。

今日から,ガソリンが暫定税率課税前の水準に引き下げられて販売されて,ずいぶんと安くなっているようだ。昨日,ぎりぎりまで給油を控えていたが,オイルの警告ランプが既に何日か点灯したままだったので,20リットルの定量ではあったが,燃料切れが怖くなりいれてしまった。業者の方も仕入れが高くても早く売り切らないと安いものが手に入らず,安く販売する店が他にある以上やむを得ず安く販売するのであろう。それにしてもこんな混乱に至まで,政府は何もできなかったのだろうか。道路権益にしがみつこうとする強い権力背景の存在を改めて認識させられた現象ではある。

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