ロースクールの講義

2008年4月14日

今年も岡大法科大学院の消費者法(前期)を担当する。今週から始まり,全15講座である。
何人が受講するのかまだ大学院からは連絡がない。そんなことがあってなんとなく,準備に力がはいらない。昨年一応のコースを経験したので,今年はこれに肉付けをしていくことを考えてやればなんとかこなせることはできるのではないかと思っている。講義は火曜日の午後にはいっているが,その前の土曜日,日曜日はこの講義のための準備をすることにしてきた。講義の進行,使用する資料の選定,関連判例の検討,レジュメの作成などで土日はいつもつぶれることになる。そして火曜の午後は自宅で昼食をとってゆっくりと休みながら,もう一度進行を考えながら臨むことにしている。こうして,火曜日の午後は法廷の期日を入れないようにしている。

そんな予定になっているので,きょうも事務所にでかけて,初回講義の準備をした。こうした生活が8月まで続くことになる。気が抜けない時期を過ごすことになる。「消費者法」という常にダイナミックに動いていく分野の法であり,さらに法解釈の実務を通じてそうした法を創り上げていくエネルギーを感じ取ってもらいたいと思っている。昨年は消費者団体訴訟が法的にいよいよ可能な状況となってきていた。今年は,消費者庁の実現問題がトピックになっている。しかし,どんな学生がくるか,どんな風に育っていくか,それを見るのが楽しみでもある。

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