連休の始まりですが,,,

2008年4月27日

ニュースをみていると連休の始まりであると,連休に国外脱出で混雑する空港などの様子が伝えられている。「連休」と聞いても普段となんら変わりがない。いつもの土曜日であり,次は日曜日がくるというだけである。続いて火曜日が休みである。火曜日は,ロースクールの講義を担当している曜日なので,当然に休講である。通常,そのための準備を土曜日,日曜日にあてていたので,このために今週末は予定がしばられることはなく,幾分開放感を味わってはいる。

明日は,山口2区衆院補選がある。倉敷市では市長選と市議補選である。国政がどのように動いていくのか予測がつかないところであるが,どんな結果になってもその後の動きに大きな影響をもつことになり,選挙できる立場にはないが,気になる選挙である。

参議院において与野党が逆転しているいわゆるねじれ現象がおきている。憲法は,こうしたことを当然の前提としている。なにもおかしな現象がおきているわけではない。それぞれ異なる構成によって運営されることが当然の前提となっているのである。だからこその2院制なのであって,ねじれ現象は当たり前である。衆参において異なった議決がなされ,法案が通らなくなっても,重要な予算関連の法律,対外的責任を果たさなければならない条約の承認などは,再議決によってこれを通すことができる。衆参で会期内に一致できないような法案は,そもそも問題法案なのだ。今度のガソリン暫定税率に関する国会の論議は,問題の所在を良く理解させてもらった。道路建設にこんなにも利権がまみれついている現実をよくみることができ,そのことが政権維持の大きな基盤となっていることもよく理解できた。山口補選は,国政選挙である。この是非を真正面から問うて欲しい。「後期高齢者医療」についても,医療がどうあるべきなのかは人の人生を左右するとても大切な問題であり,国民にその是非を直接訴え,その政策の信を問うて欲しい。地域の活性化の問題に焦点を矮小化すべきではない。地域の問題は,市長選挙,市議選挙で問われればいい。

こう,割り切ってみても,政権維持のために,政権交代のために,真正面からの問いかけがなされない。どんな結論がでても,双方が自分にいいようにしか解釈しない。私は,山口補選は民主党に勝って欲しいと思う。道路特定財源はただちに廃止し,これ以上,消費者の混乱を招くようなことはして欲しくない。そのための突破口になればと思う。倉敷市長選挙は,これは地域活性化の観点から,チボリ公園をどうするかについて具体的なビジョンが示されるべきであった。地元経済界の有力者の利害にからむことがあるようで,それぞれの候補者が明確な方針をだしていないことが,争点を曖昧にしている。さて,どんな結果になるか。連休の始まりは,このニュースを肴に飲みながらテレビでもみているか。

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