今朝の新聞の題字のところに昨日に続いて日の丸が印刷されていた。昨日は，憲法記念日であったことはよく認識していたが，４日が祝日だったとは。きょうは，日曜日で休みだとばかり思っていたが，じつは祝日でもあったのである。６日の火曜日がどうしてカレンダーでは休日となっているのかと頭をかすめたが，そのまま解決しないままでいた。
今日は，緑の日であったのだ。祝日と言ってもその謂われを知る人も少なく，単に休日が増えたぐらいの認識で，祝日の意義もとくに知らされない。もっとも，緑の日の謂われはあまり強調されない方がいいのかもしれない。もともとは，昭和天皇の誕生日の祝日として４月２９日が制定されていたが，昭和天皇が亡くなってからは緑の日として残った。そして，たぶん連休をつくるために４月２９日を５月４日に移動させたのであろう。この由来を強調すると，戦争，靖国の問題が常に憲法との関連で話題となる時期に，緑の日と称して，昭和天皇の役割を考えざるを得なくなる。憲法の日も緑の日も現在の権力者としてはあまり触れたくない話題なのではないか。明日の子どもの日は，特に深く考えることがなければ，誰もがこだわりなく単純に祝うことができる日である。どんな祝日となるのであろうか。