書店には，膨大な本が並び，実に多くの本が出版されている。いろんなイベントがあちこちで催されている。もったいないほどの音楽番組が流れている。連休前には，あれもこれもと懸案となって課題となっていた仕事も片づけてしまおうと思っていた。草がいっぱい生えてきていた庭の掃除もしたいと思っていた。しかし，大型連休といわれたこの休みもあと１日を残すだけとなった。なんの書籍に会うこともなく，取り立てて音楽を聴くこともなく，何もしないまま，何もできないまま，しかしきちんと日数だけは確実に経過した。こうして，長い人生も無為に過ぎ去ってしまうのかもしれない。
明日は，少しこれだけはやれたと思うことができるように過ごしたいと思っている。つまり，事務所にでかけてやりかけの仕事にかたをつけておきたいと思う。連休中にやったことといえば，デッキのうえにおいてある椅子とテーブルに防腐剤を塗ったこと，風呂の照明の蛍光管一本を替えたことぐらいである。蛍光管を替えるのは結構大変であった。７年ぐらい使用していたがついに消えたので替えたのであるが，まずはこれの取り外しにずいぶんと手間がかかった。次に，この蛍光管と同じ種類のものを購入することが大変であったのである。ずいぶんと昔の器具にあう蛍光管がなかなか見つからなかったのである。蛍光管をたった一つ取り替えるのにずいぶんと手間とエネルギーがかかり，その分なにか達成感を感じることができた。次女が少しの間，岡山にいた。今日は，帰京するのに空港まで送っていったのだが，その途中に会社から電話がはいり，明日の勤務の指示を受けていた。その次女が，自宅に居る間に，前に５００円で購入していた「第３の男」のＤＶＤを一緒に観た。光と影の演出が，迫力あるものに仕上げている。舞台のウィーンは２００年前も，この映画が作られたときも，そして今もこの映画のままの街だと思う。是非，行ってみたい所である。これだけがこの連休にしたことである。