今朝，ベッドから起きあがろうとすると腰に激しい痛みがあり，すぐには起きあがることができなかった。どう動けば痛みがないだろうかとそろそろと動いてみるが，痛みが走るのである。それでも，立って歩き出せば，痛みはかなり和らいでくる。インドメタシン配合の湿布薬を貼り，当面の痛みから解放された。そして，夕方は，かつて腰痛を経験したときに効き目のあったラジューム温泉「桃太郎温泉」にでかけた。夜には朝よりかなり楽になった。肉体労働をしたわけではない，連休もあり，加重労働であったわけでもない，それなのにこのような痛みを経験するほどもろい身体であるとは。つくづく今の世に生まれていてよかったと思う。農業に耐えられるほどの強靱さはなく，かといって武道で身を立てられるほどの能力もなく，おそらく生きて行く術に欠けていた人種であったに違いない。
もう一つ，アクシデントがあった。午後１時１０分の弁論手続き，午後３時３０分の尋問期日と２件の事件のために笠岡簡易裁判所にでかけようと岡山駅にでかけた。ところが，中庄駅で人身事故とのことで，しばらく運転ができないとの放送である。それでもそんなには復旧までには時間はかからないと思い，改札口からなかにはいってプラットホームにでた。鉄道で人身事故といえば，かなりの割合で自殺であるようだ。今回の件は何が原因かわからないが，人命に関わる事故であったことは間違いない。一人の被害が，その人の周辺の家族の方々，鉄道を利用する人など多くの人への影響を及ぼしている。こんな，つながりにしろ，映画「バベル」のテーマにあったように，どこかで人々はつながっている。こんなことを思いながら，電車のくるのを待っていた。結局，電車にのるまでに改札口に入ってから２時間を要していた。午後１時１０分の事件は，相手方不出頭であったので，私の到着を待って開廷してもらい，午後３時３０分の事件は予定通り審理することができた。