けじめがつかなくて

2008年5月20日

今日は,月曜日だった。示談交渉相手と会話をしていたとき,一瞬に今日は何曜日だったかと迷いが生じ,なぜか金曜日の感覚にとらわれた。そろそろ週末で,休日が近いという錯覚に陥ったのである。先週の出来事を,今日が今週の初日であるにも関わらず,今週初めと表現して話を進めていたのである。土曜日の午後は,神戸での刑法学会に出席し,日曜日は法科大学院の火曜日の講義の準備,今週末に提出予定の書類の起案に手をつけていた。この作業がなかなか重いもので,3分の1程度までしか進んでいない。そしてきょうは,1件の法律相談,2件の示談交渉,1件の弁論準備手続き,そして何件かの電話連絡をすませて,書面書きをしていた。こうした連続性のなかで,曜日感覚を失ってしまっていたのである。

そして,メールにはいろいろな情報が飛び交ってくる。嬉しい情報もあった。私の所属している霊感商法対策弁連が,アメリカのある学会でその活動が評価されて,賞を受賞することとなったのだ。その学会での報告と受賞のために代表が何人か渡米し,参加する。その一人はスティーブハッサン著「マインドコントロールからの救出」の翻訳者の一人である中村弁護士(新潟)である。カルトの被害はあとをたたず,若者の間に広がっていることが指摘されている。キャンパスでの新入歓迎会の勧誘が,カルトへの入り口の役割を果たしている。大学でのカルトへの予防的対応の必要性を痛感させられる。

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