模擬裁判,総会

2008年5月25日

昨日は,担当していた修習生の班が刑事事件の模擬裁判をした。実務修習もあと1ヶ月を切っている。修習の成果を模擬裁判で仕上げというところだろうか。私は,ほかのスケジュールがはいっていたので,これをみることができなかったが,夜の懇談会には出席した。丹念な準備と一日中の緊張感のなかでやり終えたという皆さんの充実した笑顔と高揚感で満たされていた。私も,修習生時代の模擬裁判を思い出した。それぞれの志望に従って役割を分担したと思う。私は弁護人役であった。先日,大阪高裁で死刑判決を書いた彼は裁判官役であったと思う。検察官役をやったのは今は高松高検の検事長をしている。自由な雰囲気で,模擬裁判を楽しんだあのころからは想像もつかなかった深刻な事件を,責任をもった立場でそれぞれが経験してきた。修習生の今日の笑顔は,あと半年もすれば真剣勝負の続く日々へと変わっていく。

それにしてもこの修習生たちは,この模擬裁判を楽しみにも変えていた。やくざの親分の被告人役は,和服姿で登場し,小指をテープでまいて,小指欠損の状況を作りあげるなど凝っていた。さらに,驚いたのは,親分の愛人の証人は,男性の修習生が女装してこれになりきって名演技をしていたことである。女装用のかつら,ハイヒールなどを格安で仕入れ,後ろ姿はまぎれもなく女性であったとのこと。手錠の小道具もホンモノが使用されるなど,それなりに現実の緊張感がでていたようだ。

今日は,弁護士会の定期総会であった。今回も江田参議院議長が1会員としてものものしくSPが待機した状況で参加していた。司法関連の捜査の可視化をめぐる審議の状況などの報告をしてもらったが,議長という立場では,この審議の具体的状況についてはほとんど情報がないようである。紛糾する議題でないかぎり,本会議での議題としてあがってくるのをみるだけという形のようである。ほぼ,2億円の一般会計予算規模の今年度の活動方針が決まった。さて,いよいよ始まる被疑者国選,来年からの裁判員裁判,弁護士会としてもこれへの対応が試される。

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