後援会会長

2006年10月15日

来年4月8日は、岡山県議選の投票予定日だそうだ。ある新人立候補予定者の事務所開きがあり、参加した。参加したと言うより後援会会長という立場であったのだ。「後援会会長」となどという名称は、もっと年取ったドンのような人とのイメージがあるが、年の点においてはそう遜色ないところまでになっているのかもしれない。rnrnあわただしく、準備が進められていたようで、実は事務所開きが今日であるということが私には昨日東京出張中の携帯電話で知らされたのだ。誰もが連絡済みとおもっていたらしい。そして、開始される直前に最初に挨拶をお願いしますとふられたものだからこれまたビックリであった。立場上当然予定しておかなければならないことであったとは思ったが、これまた慌ててしまい、頭に思い浮かぶままにしゃべってなんとか事なきを得た。ポケットに青いタオルのハンカチがはいっていたので冷や汗をまず拭いてしゃべったのが受けたようだ。rnrnこの新人候補は、20年近くも前に原発問題(高レベル廃棄物)の大きな市民運動が盛り上がっていたときに一緒に運動に参加したことがあり、それ以来の知り合いということになる。県庁マンからの転身であり、どことなく感覚が行政担当者とは違うとおもっていたが、今日のお父さんの話を聞いて納得できた。彼は小学校4年生、5年生の2年間をおとうさんの仕事の関係で黒人の多いニューオリンズで過ごしていたのだそうだ。当時の人種差別は激しく、彼自身も白人からいじめられることがあり、友人には黒人も白人もいたそうだが、社会の仕組み、矛盾などをそれなりに感じ取って、その後の進路に大きな影響を与えたそうである、そんな彼が、周囲からの度重なる説得もあり、県職員を退職し立候補を決意した。北朝鮮の核実験はそれまでにも嫌な思いできいてきたナショナリズムの高揚、対外的武力行使容認論をさらに勢いずかせるものとなっている。地方議会においても少数者、弱者の痛みのわかる冷静な人が一人でも多く当選して欲しい。その意味でこの候補予定者の健闘を期待するものである。rnrn秋らしいいい天気に恵まれた日であった。岡大前の銀杏並木も緑の勢いが霞はじめそろそろ色づき始めた。澄んだ空気のなか来年の春はどんな政治状況となっているだろうかと考えてみた。

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