やはり話題に100歳のお医者さん

2008年6月7日

「マチベンのリーガルアイ」にも掲載されている。前にこの欄で既に書いた話題の一つである。ライオンズクラブの例会に出席しての帰り,両親のところに寄った。そうすると,母のかかりつけの医師であり,私も小さい頃からよく診てもらっていたお医者さんがこの6月に100歳の誕生日を迎えるという話を聞いた。そして,どこかのテレビ局が取材に来ていたとのことである。近くこのお医者さんのことが放映されるようである。

このお医者さんは未だに現役で診療活動をしている。その年まで私も働けるとすればあと40年は働けることになる。いままでで,35年間弁護士をしてきて,相当長い間仕事をしてきたと思っていたが,まだそれよりも長い期間仕事をしなければ,追いつかないのである。想像を絶することである。

私は,70歳になったら引退しようと思っていた。しかし,それが少しぐらつき始めている。周りで70歳の人をそれなりに観察するようになった。そうすると,意外とまだ若く感じる人もいて,仕事をしている人が多いのに気づかされる。さらに,老後の唯一の収入となる年金のことを考えたら,年金をもらうようになっても,その額はほんのわずかである。生活水準を相当落として考えないと,とてもやっていけそうにない。そうすれば,結局は70歳過ぎても働いて,そこそこ収入を得なければとうてい生活できそうにない。老後に不安があると,生活にどうしても安心感が生まれてこない。安心な社会であるという実感はない。

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