鳥取から東京へ

2006年10月15日

13日は朝から第60回中国地方弁護士連合会大会関連の行事に参加した。午前中は鳥取で人権救済機関を地方で実現しようと条例を制定したが、地元弁護士会、日弁連などからの強い反対意見があり、施行が留保となっている問題に関し、シンポジュームが開催された。地方に国とは別に(国の同様な機関も問題が多いとして一度廃案となっている)独自で人権救済機関が必要か、その救済を対象とする範囲をどう考えるか、独立性をどのように確保するかなどの問題点についてパネリストによって活発に意見が交わされた。あるべき救済機関のあり方を考えるのではなく、現に凍結されている鳥取の条例をどう修正するか、その評価のありかたを具体的に考えざるをえない背景のなかで論じるため、さらに問題は複雑化し、一定の結論をえることはできなかった。そうした議論を背景に人権救済機関のあり方について午後からの大会で決議が予定されていた。大会では決議の内容が不明瞭であるとの多くの意見がでて、議事運営委員会を開催して一部修正しての決議となった。こうして、事前に準備がつくされてシャンシャン大会であるはずの中弁連大会は今年も議論沸騰となって伝統?は守られた。rnrnこの議論が終わったところで私は大会を中座して、鳥取空港に向かい東京にでかけた。この日、午前から東京で霊感商法被害対策弁連の集まりがなされていて、今日の午前中に引き続き行われる弁護団会議に出席することになっていたからだ。昨日は、参議院会館内で安倍総理が反社会的団体統一協会との深い関わりを持っていることの抗議の集会が開催されていた。今日の弁護団会議では各地の被害状況の報告、訴訟等の状況と問題点が報告された。早速、昨日の議論と結びつく議論があった。韓国では人権救済機関が機能していて、日本の女性が合同結婚で韓国にわたり、悲惨な境遇に陥っている事案などもその救済機関への申し立てが可能なのではないかとの議論となったからであった。年に4回はこうして会議を持っているのであるが被害はいっそうひろがり、深刻化していることをくい止めることができないことが悔しいことである。rnrnそう、やはりあの居酒屋は少し高めだったかな。会社と自宅の緩衝剤として居酒屋によって最終電車で帰っていくという生活も厳しいですね。

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