原稿書き

2008年6月30日

軽い気持ちで引き受けていたある機関誌の原稿,明日が提出期限の日であった。窓の光だけにして少し暗めの事務所で書き上げた。こんな時にも,債権者に通知したばかりの破産宣告申立事件に関して,債権者から問い合わせがはいった。なぜかこちら側の依頼者の状況を気遣うような感じであった。突然の破産申立であるから,怒って当然である。こうした丁寧な対応をいただくと,債務者との日頃の関係がどんなものであったか,推し量ることができる。

原稿のテーマは,法曹3000人問題についてである。昨年の中弁連大会で,法曹3000人問題について大きな議論となったときに,私は人数が多くなれば弁護士が食えなくなるから増員反対だとの論調に対して,弁護士が足りているか否か,どのくらいを必要とするのか司法の将来を考えて検討すべきで,すぐに減員をという考えは国民の理解を得られないと決議案に反対する意見を述べたからであると思う。原稿を書くにあたって,あらためて臨司意見書以来の弁護士会の司法改革の戦いとその後の現実とのギャップを考えてみた。司法改革は,これで終わりということはないはずである。結果に対して単に反対というのではなく,さらにどのように改革をしていくのかそんな建設的な論議がなされるようになることを願っている。

指定された量とスタイルでとりあえずメールで送り終えた。原稿料はたぶんでないと思うが,それでも書き終えるとなぜか責任をやり終えたという充実感があった。大学院の講義も,試験を含めてあと6回である。そろそろ最後を見据えた計画を立てておかなければと,しばし,昨年の講義レジュメを眺めたりして帰宅した。

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